爆撃後の子どもたち
 〜黒柳徹子のアフガニスタン報告〜

     放送日:3月21日(春分の日)ごご1:55分から

 【再放送のお知らせ】

  静岡朝日テレビ(SATV)
   4月28日(日)25:55 〜26:50
  朝日ニュースター(CS放送)
   5月6日(月) 17:50 〜18:50
   5月11日(土)17:00 〜18:00
   6月8日(土) 16:00 〜17:00


ご視聴ありがとうございました。
いただいた感想を掲載します。


 松本優子さん3/30

テープを見て、とても複雑な気持ちになりました。
 タリバンからの支配が無くなった事で、人々に自由が戻り、でもその代償はあまりにも大きかったな・・・と・・・。
 干ばつと飢えと寒さで苦しんでいる方達に何かしてあげたいと心から思いました。(ユニセフへの寄金や衣類の寄付など。)
 黒柳徹子さんの優しさや温かさは何処から湧き出てくるのでしょう。
 あふれる優しさが画面を通し伝わり・・・家族で涙ぐんだりしていました。

 賀屋陽子さん3/28

 本編の放送、教室で子どもたちと一緒に見ました。
 あのキャンプの映像に私はじーんときてしまいました。
 自分たちは十分に食べるものもないのにそれでもお客さんをもてなそうとお茶を入れようとするあのおばあさん・・・。
 物の豊かさじゃなくて心の豊かさを感じます。

 そして子どもたちの表情のいきいきしていること!  学べることの喜び・・・これは日本の子どもたちには実感できないことでしょうね。
 子どもたちにとっては、地雷についてすごろくで学習しているところや地雷で被害を受けた人々がリハビリを受けている映像が新たな驚きだったようです。
 特に地雷で目を失った男の子のことは田川さんのホームページでも見ていたのですぐに反応していました。  同じ年頃の子どもたちが自分たちとは全く違う生活をしていることに子どもたちもびっくりしたことでしょう。
 ありがとうございました。
 とても有意義な授業時間になりました。

 山内誠一郎3/27

 アフガニスタンの現状がよく伝わってきました。
 同国の国民(特に女性や子どもたち)に希望あれ、という気持ちでいっぱいです。
  ところで、時に誤爆を伴った米軍の報復攻撃によって、アフガン国民が結果的にタリバンの悪政から「解放」されたことは、皮肉としか言いようがありません。
 カンボジアのポルポト政権もそうでしたが、人権の踏みにじられた政権は内政干渉レベルの強い外圧(それが正しいか否かは別にして)がない限り、根本から変革されないケースが多々あるという、世界史の皮肉な法則のようなものを再確認した気がしました。
 また面白い番組を作ってください。

 隈元靖子さん3/25

 番組拝見しました。
 私たち日本にすんでいる者から見れば、前と同じような生活状況の中にありながら「自由」ということを喜んでいる人々が印象的でした。
 学校で学んでいる女の子たちを見ると良かったと思いますが、これがあの「テロ」から起因しているのかと思うと、世界の複雑さを思います。
 息子は爆弾で怪我のために顔が変わってしまっている子供を見てとてもびっくりしていました。
 小さい男の子の世界では「かっこいい戦争」の爆弾の下にはこのような子供たちがいるということを知っていて欲しいと思います。
 それも想像力の問題ですね。

 藤森朋果さん3/24

 友人と共に、食事をしながら見てしまい、
 「こんなにお腹一杯になっていて、いいのかな・・・。」と
 自分に対して、恥ずかしいような気持ちになりました。

 黒柳さんがすごく流暢な英語を話すわけではないけれど、相手の表情を本当に注意深く観察している様子が、非常に興味深く、特に、とある一家を訪ねるシーンでは、はじめ、攻撃的にも見えた女性が最後には 通訳の方が訳す前に黒柳さんに手を差し伸べていた。
あの時点で、涙が出そうだったのに、更には一家のご主人が「お茶を飲んでいけ」とおっしゃったときには本当に胸が詰まりました。

 沓澤謙一郎さん3/23

 アフガニスタン報告拝見しました。
   相変わらず貧しく3年間も雨が降らない事情には心が痛みますが、子供たちが明るく向学心に燃えているのは光明です。
 小泉さんがアフガンの荒廃した大地ををみて 日本の敗戦直後の焼け野原と同じ状態なので、日本が敗戦後に受けた恩恵をアフガンにも与えて復興の手助けをしたいと言っていました。
 荒廃した状況は似ていますが、日本には教育がありました。
 世界一高い識字率の国民が、奇跡の復興を起こしたと思うのです。
 アフガンには残念ながら、タリバンによる女性たちへの愚民政策などにより教育がかけていると思います。
    黒柳さんが述べているように学校を作り子供たちを学校に行かせるのが何よりの急務と思います。
 子供たちはみなかわいい顔をして ルワンダに見られような骨と皮ばかりの子供がいなかったのが救いでした。
 どこまでも続く褐色の乾いた光景 子供は生まれるとき生まれてくる国を選択できません。
 この運命的な不平等はどこからやってくるのでしょう、つくづく考えさせられた番組でした。

 主婦46歳3/22

 カブールの澄んだ青空と子供達の澄んだ瞳が私の心に訴えかけてきた、その時、「何もかも〜」が流れてきました。
 爆撃により、顔が崩れてしまった子供・・・。そんな時「生きてゆく意味は〜」が流れてきました。
 涙が溢れてきて止まりませんでした。同じ地球で、こんな事があっていいのだろうか・・・。
 色々考えさせられました。今、私に出来る事はーと考え郵便局に走りました。

 田村照代さん3/22

 12歳の男の子の、まるで年老いた農民のようなゴワゴワの手に驚きました。
 生後2日の赤ん坊が、母親のオッパイを求めている仕草に涙しました。
 あのような状況下であっても、子孫が生まれていくことに、正直驚きを隠せませんでした。
 それでも、以前には考えられなかったであろう希望に向けての子供達の笑顔に、救われる思いがしました。
 水や手袋や毛布、小麦粉。 必要な物が少しでもみんなの手に渡りますように・・・。
 少しでも、その手助けになれますように・・・。
 そんな思いで、番組を見ていました。
 同じ地球上に生まれた同じ人間なのに、生まれた国によって全く異なる環境。
 平和な日本に生まれた私たちだからこそ、そのことを、はっきり知っておく義務があることを再認識させてくれた、いい番組でした。
 見てよかったです。

                     

増成和敏さん3/21

アフガンの子供達、観させていただきました。
私も親となって、子供達がいかに生きる勇気を与えてくれるか・・・
自分の親がどんなな思いで自分を育ててくれたか。
どんな状況でも、時代を担う子供達を育てる義務が親と大人達にはあります。
でも、できない状況で、どんなにか辛い状況の親達と笑顔をつくれない子供達がいる ことでしょうか。

その後で、夕刻のニュースで、品川のホテルの食い放題のバイキングに集まるおばさ んたち、彼女達が残した食事の山が出ていました。
自分も同じようなことをしているのではと思いつつ、地球上にある矛盾を感じていま す。
なにか、できることからしたいと思います。
素晴らしい、番組ありがとうございました。


         この番組は、黒柳徹子さんの強い熱意によって実現しました。
        “爆撃後の子どもたちがどのような状態か知りたい”という希望でした。

        
        カブール市内の半分近くは20数年にわたる内戦やソ連の侵攻によって破壊されたまま放置されています

    爆撃が始まったとき、飢えと寒さから、子どもたちが十数万人死ぬだろうという予測がありました。
       国連関係者やNGOの援助ワーカーが爆撃を避けて国外に避難したからです。

      しかし、統計に現れるような死者はありませんでした。
      爆撃の元で、命を賭けて働いたローカルスタッフがいたからです。
      加えて、昨年、零下20度の寒波で子どもを100人死なせた経験から、
      ユニセフでは、この冬は一人も死なせないための準備を進めていたのも、貢献しました。

       
       教室が足りないので、校庭で授業が行われています。タリバンに壊された校舎の修理も始まりました

       タリバンが崩壊した今、アフガニスタンは“希望の時”を迎えています。
              女子教育が再開されました。
              6年間の抑圧が爆発しています。
              向学心に燃えた子どもたちには感動しました。

 街には活気が戻りました。
 音楽が聞こえます。
 タコ上げをして遊ぶ子どもたちの歓声が聞こえます。
 みんな禁止されていたことです。

 一方、まだ干ばつと飢餓は続いています。
 4年間雨が降らないのです。
種まで食べ尽くした農民たちはキャンプにやって来ます。


このキャンプの人口は昨年13万5千人だったのが20万人になりました

                   
                          タリバンが撃ったロケット砲の破片で失明しました

    干

配給に集まった村人                      水くみは子どもの仕事



地雷の被害は続いています              リハビリセンターで歩行訓練

       タリバンの時代は出口が見えない絶望の世界でした。
          いま、みんなが、“何とかなる”と思い始めています。
            気持ちがしぼまないように、世界が全力で支援する必要があると思います。
 

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