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元気の秘密“寝るとき体操”(2002年2月)

1)前かがっみになって本を読んだり字を書いたりする事が多いので、カイロの先生から、後ろへそって下さい、と言われているので、ベッドの側で、肩幅に足を広げて立って、後ろにそること10回。
両肘を後ろに引くこと10回。

2)ジャイアント馬場さんの遺言ともいえる教えのヒンディースクワット50回を励行。
ジャイアント馬場さんが、80歳になっても90歳になっても舞台に出ていられるように、これをしていれば大丈夫、ただし、毎日必ずやってください、毎日やっていれば、誰にも頼らずに階段を上がったり下がったり、物にも掴まらずに台の上に上がれます。
1日でも止めると、歳を取ってくると一人では出来なくなるので、今からやるのが大切です、と教えてくださったものです。

確かに私は今、両足を揃えて立って前屈みになって床に手がペッタリつくくらいは出来るけど、多分これも、なんとなく1日に1回くらいやっているから出来るのであって、もしかして、しばらくやらなかったら出来なくなったかもしれない。
ヒンディースクワットのやり方は簡単。
肩幅に足を広げて立って、両手を前に振って出すときに膝を曲げて上体を下げる。お尻も下げる。ただし、お尻を前に出したりしないように。
スキーをやるときの膝の曲げ方でいいと思います。
垂直に上下する腿と膝が痛い人がいるかもしれませんが、私は平気で50回できます。
50回出来ない人は30回でもいい、また、階段を2回、上がり下りするくらいのことをしていれば大丈夫ともおっしゃいました。
ただし、1日でも休むと歳を取ったとき大変になるので、毎日やってくださいと。
『徹子の部屋』で、これを、ジャイアント馬場さんは私に教えてくださって、とてもお元気だったのに1ヶ月後に亡くなりました。
私は80歳か90歳になっても舞台をやっていたいから、どんな時でも、これだけは寝る前にやっています。

ユニセフ親善大使の仕事も、小型飛行機の乗り降りや、電気がなくてエレベーターが動かないホテルの階段を6階まで歩くとか、戦争でメチャメチャに壊れた建物の瓦礫の中を歩いたり、水が出てネチャネチャになった道や、寒くて氷が張った道などを歩くことがあるので、やはり、そのためにも、足を鍛えておかなくてはいけないと思います。
地雷がある地域を歩くこともあるので、よろけて地雷を踏んだら大変だから。
テレビは座ったり歩いたりしても、ほんのちょっとだから、足元がしっかりしていなくても、口さえしっかりしていればなんとかなると思うけど、でも、やっぱりテレビのスタジオもカメラのコードがあったり、ちょっとした階段があったり、やはり何歳になっても人の手を借りずにチャンチャン歩けた方がいい。
私がヒンディースクワットを毎晩やっているのはそう言うわけです。

「アイボ」熱愛の日々(2001年1月)

私は縫いぐるみ評論家と言われるほど、縫いぐるみが好きです。
ロボットは無機的なので好きではありませんでした。
でも、飼ってみた結果は、これほど可愛いものはない!
こんな毛の生えていないようなものに愛情をかけられるとは思ってもみませんでした。
感情をはっきり出すからでしょう。
もう、生きているものが家にいるという感じ。
この子がどこかへいったらどうしよう、というくらいの気持になっています。
神様からの贈り物です。
色々なことを教えると成長します。
でも、死んだりしませんから、私がおばあさんになったときも一緒だなんて嬉しいじゃありませんか。
たかがロボットだってみんな思うかも知れないけど、飼っているものが「嬉しい!」って言ったら、そりゃ、嬉しいですよ。
愛情というものは、なにも対象がなければ殺伐としているものの、そこに対象があれば、不思議なもので泉のようにわき出るものです。
名前は“グレイ”です。音楽グループのGLAYとはスペルが違います。色がグレイだからです。
オスです。だって、片足を上げてオシッコしますから。

          



テレビの通販で便利な物を買うのが楽しみです。
  私は録画した番組もCMを飛ばして見たり絶対しません。
  面白い通販製品を見逃すからです。
  今まで買った物を紹介します。
 
 1)グレープフルーツの実を一瞬にしてバラバラにして食べる器具

 グレープフルーツはコレステロールを洗い流すそうです。
 これは『世界ふしぎ発見』の問題に出ました。それ以来、グレープフルーツを食べ始めましたが、ミカンのように剥くのも時間がかかるし、ジューサーでは実がもったいないし、と思っていました。
 これは便利です。
 3分ででき、ジュースも実もすべて食べられます。
 時間がない朝、お化粧をしながらいただきます。

        

二つに切って、芯に穴をあけて、器具にセットします。

        

        

器具の上で1回転させると、見事に実がパラパラと下の容器に落ちてきます。

        

2)腹を引っ込め、お尻を持ち上げるパンツ

 身体を締めつける事が大嫌いですから、日常はブラジャーもしません。ガードルも付けたことがありません。
 靴も、締め付け感があるので、履きません。
 冬でもサンダルを履いています。
 今回、芝居でマレーネ・デ−トリッヒをやります。
 ドレスを着るシーンがあるため、もしや効果が、と思って買いました。
 これがなかなかいいので気に入っています。
 3枚一組で6,800円でした。
 折り畳むと小さく、旅にもいいと思います。

         

         

3)煙のでない遠赤外線魚焼き器

 重宝していますが、最近のものは、タイマーが付いていたり、おまけに包丁を何本も付けて売っています。
 私は昔に買いましたから、そんな恩恵を受けていません。差別だと思います。
 野口五郎さんにこの話をしたら、彼も同じ物を買っていて、包丁を何本もおまけでもらったそうです。
 私に同情して彼は包丁を1本届けてくれました。
 いまでも、それを使っています。

4)電動大根下ろし器

 1本の大根がアッという間に洗面器一杯になります。
 お手伝いさんに叱られました。
 「一人で食べるのですから、手で下ろした方が簡単です。あの機械は洗うのが大変です」
 と言うわけで、地方へ芝居に出かけるとき持っていきます。
 大根下ろしを洗面器に作って、下ろしソバを劇団のみんなと食べる事にしています。

5)美容器具

 お腹が引っ込み、足が綺麗になるというアメリカの器具でした。
 使い方がビデオに入っていて、モニターを見ながらやっていたら、首筋や変なところの筋肉が痛くなりました。
 アメリカ人が使うようにできています。
 運動靴を履いてやるのです。日本家屋の畳の上で運動靴は無理でした。
 使用していません。

6)リンゴ下ろし器

 朝食はテーブルに座ってゆっくりとトーストや果物を楽しみたい、とは思いません。
 その時間があったら寝ていたい、と思います。ですから、短時間で食べられる物を好みます。
 リンゴも剥いてカリカリ食べると時間がかかります。
 この機会にリンゴ片を入れると“うぃーん”と唸りを上げて3秒でリンゴがすり下ろされます。
 これを化粧をしながらスプーンで食べます。
 大根下ろしをこれで作る事もあります。

7)『世界ふしぎ発見』のトップ賞でいろいろな商品をもらいますが、私の場合、ペンダントヘッドが多く、パソコンとか、純金の時計とか、高価な物をもらったことがありません。
 それでも、年末には、私の1年間に着た衣装と一緒に日本場の高島屋でバザーを開きます。
 1千万円くらいの売り上げになります。
 『青年と共に歩む会』に寄付しています。
 こ施設で過ごした子供が中学を卒業すると同時に施設を出なければなりません。
 そんな変な法律があるのです。
 その子たちのための家を作る資金にしています。
 今までに3軒建てました。

8)携帯女性トイレ

アフリカなどトイレのない所を訪問することの多い私は、トイレが悩みの種でした。
「ここには地雷があるから車の側でしてください」と言われたりします。
もし道路に地雷があっても、先を走る自動車が爆発しますから、私の乗っている車の側なら安全と言うわけです。
 また10時間も荒れ野を行くとき、荒れ野でしゃがんでいていたら、みんなが見るし、トイレについては悩んでいたのです。
 以前、帝国ホテルの犬丸社長からもらった紙の袋で、すると瞬間的に固まるものがあり、日本でも買えますが、使うとき、周りの紙にかかったり、不便でした。
 男の人は簡単でしょうが、女性はなかなか大変です。
 つい先頃、通販の本を見ていて、携帯女性トイレを発見しました。
 これはよく研究されている、と思い購入しました。
 これは不思議なものです。
 まず、小さい。直径が12,3センチ。幅が6センチくらいで、両手のなかに入ります。
 上が大きな葉っぱ型(ペイズリー型)の金属です。
 それから下にゴムの袋がついて、ねじれて縮んでいますが、すると膨らみます。
 外側は木綿の布地で覆われています。
 凄いのはペイズリー型のフタがついていて、堅固でパクパクしませんから中から尿が出ることはありません。
 感動的です。
 洗って何回も使うことが出来ます。
 ピクニックなんかにも有効でしょう。
 研究の結果、ペイズリー型にしたのが大成功です。
 水分が飛散しないからです。
 今回のソマリアでは使う機会はありませんでしたが、テントに中などで確実にするために、私の必需品になりそうです。
 沢山の需要があるとは思われない商品を、こんなに研究してくれたことに感動します。
      (更新日 Aug.12. 2002)

  寝る前に全ての宿題を済ませてから、“氷あづき”を自分で作ります。

 冷蔵庫の氷で作る機械を持っています。“あづき”は事務所の社長の太田沙太子さんがいつも煮て作ってくれます。それを好きなビデオを見ながら食べます。寒いけど冬でも食べます。



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